教職員から |  2018/11/26

総合文化学科・遠藤朋之先生が翻訳監修と部分翻訳として携わったドキュメンタリー映画『幻を見るひと』が公開されました。

上映は、2018年12月2日(日)までの7日間が予定されています。是非ご覧ください。

遠藤先生からメッセージが届きましたので、ご紹介します。



日本を代表する詩人、吉増剛造さんの映画が公開された。
11月24日から、東京都写真美術館にて、7日間の予定。
公開期間は短いぞ、行きそびれるな、学生たちよ!

詩人をメインに据えた映画など、ほとんど撮られることはないが、その奇跡的なことが起こった。

主演は、日本を代表する詩人、吉増剛造さん。「詩」というジャンルを越境する活動を、60年代から続けてきた詩人だ。
そのことは、以下のアドレスの、この映画のトレイラーを見てくれればわかるだろう。

そしてこの映画の実現にあたっては、エンドウが20年来懇意にしている詩人、城戸朱理さんがエグゼクティヴプロデューサーを、そして、資生堂のシャンプー「椿」のCMなどを手掛けた井上春生さんが監督をなさっている。そして、配給プロデューサーをなさっているのは、本学文学科卒業生、先年、惜しくも亡くなられた山本和平先生のゼミ生、そしてプロゼミ担当は小関和弘先生だった小野田桂子さんだ。

そこに、和光の教員であるエンドウが、翻訳監修と部分訳で加わった。
そして、和光で長年、英語を担当なさった詩人のマイケル・フェスラー先生が、与謝野晶子の短歌の翻訳で協力している。

上記の通り、この映画、非常に和光色が強いものだ。普段、なんとなく通っている学校、それくらいの認識すら、学生のみんなは持ってないだろうが、教員や卒業生は、こんな日の当たる場所でも活動していること、知ってもらいたい。

「日の当たる場所」と書いたが、この映画、11月23日現在で、19の国際映画祭での招待作品になり、9つの賞を受賞している。

詳細は、以下のアドレスを見てもらいたいが、なにも和光がそれだけのものに関わっていることを周知したいのではない。
逆に、そんな素晴らしい映画に和光関係者が関われた、そのことを言いたいだけだ。

つまり、この映画は、ほんとうに素晴らしい。吉増剛造が1篇の詩を京都で物すプロセスを追い、それが結果として、日本が水に恵まれた土地であり、そして、地球という惑星自体が、水の惑星であること、それを確認できる映画に仕上がっている。

人間にとって「水」とはなにか、それを問い直すこともできる作品ともなっているのだ。

そして、吉増剛造の「難解」と言われる詩も、映像と吉増自身の声によって、その制作過程までもが明らかにされ、シャーマンとしての吉増までもわかるような出来上がりになっている。

さて、ここまでそそのかされた学生諸君、観に行くしかないな。
上映予定、そしてトレイラーは、以下のアドレスで確認を。

http://www.maboroshi-web.com/ (『幻を見るひと 』公式サイト)

それでは、写真美術館で、学生諸君と会えることを祈りつつ。


総合文化学科 遠藤朋之

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